2016/05/31

オリジナルふりかけ、作りませんか?

6月4日(土)・5(金)日、西宮市の鳴尾浜臨海公園で開催の第10回アインオープンデパートに向けて、今最終準備を進めています。
http://www.einshop.jp/special/einopendepartment/naruohama/index.shtml

「デリシャスアイン」ブースでは、EINSHOPがセレクトした旬の野菜・果物、乾物、全国のおいしいものが勢ぞろい。今回は「新生姜の甘酢漬けワークショップ」や、アイン果樹園の採れたて梅を使った「梅シロップ作りワークショップ」も行います。さらに乾物コーナーでは、前回大好評だった「オリジナルふりかけ作り」もパワーアップして登場しますよー!

▲前回の「オリジナルふりかけ作り」コーナー(神戸ワイナリーにて)

ゴマ、青のり、あみえび、とろろこんぶなど数種の具材を好きなだけ袋につめて、自分だけのふりかけを作れるこのコーナー。ただ袋につめるだけじゃなく、もっとみなさんに楽しんでもらいたい。そしておいしく食べていただきたい…。そんな思いで日夜準備を進めていたある日、乾物担当の私のもとにこんな商品が届きました。

すり鉢と石臼が1つになった「ハンディーすり鉢」、その名も「SURIUSU(すりうす)」。さっそく干しえびで試してみました。まず、すりつぶしたい食材をすり鉢に入れます。

ふたを合わせて挟み込み、両手で包んでガリガリ左右に動かします。

細かくすれたらできあがり!最初、欲張ってたくさん入れたら細かくすれなかったので、量は少しずつ入れるのが良さそうです。


もともと茶葉を食べるために開発された器だそうですが、ごま、お茶、かつおぶし、煮干しなどをすることもできるし、ふたには3種類のおろし機能も付いています。これ1つで何役もこなせる上に、手のひらサイズで後片付けも簡単!

ふりかけ作りコーナーにいくつか持っていきますので、ゴマやあみえびを細かくすって、ぜひ香りを楽しんでみてくださいね(ふりかけ作りは具材がなくなり次第終了します)。

2016/05/23

淡路島産タマネギのステーキ

今や全国的に有名なタマネギの産地、淡路島。「淡路のタマネギ」と聞くと、どれも同じかと思っていましたが、実は10種類以上も品種があるそうです。

中でも今の時期に収穫する「七宝早生(しっぽうわせ)7号」は、甘さが際立ち、食味が良いことで知られるタマネギ。日持ちがしないため広く流通していませんが、このタマネギのおいしさを知る地元の農家さんたちは、毎年自家用として育てているそうですよ。

そんな希少な「七宝早生7号」を今日ついに味わうことができました。手前のタマネギは直径約15cmほどあったでしょうか。普段スーパーなどでは絶対お目にかかれないビッグサイズ!生産者から直接購入したり、おすそわけしていただくと、普段は見ることのない野菜の形に出合えておもしろいですね。

このタマネギを作ったのは、アインオープンデパートを主催する株式会社ムサシの会長(岡本博晶)。

昨年の秋に種を蒔き、12月に苗を植え付け。先日21日、ついに収穫の時を迎えました。タマネギに添えられていた用紙には、生産過程の様子が写真で紹介されていました。

「スライスした後、水にさらさず、しばらく空気に触れさせてからご賞味下さい」と書いてあったので、まずはその通り試してみることに。薄くスライスし、しばらく冷蔵庫で冷やしてから、だし醤油をかけていただきました。

シャキシャキとしてみずみずしいタマネギスライスは、爽やかな甘さが感じられ、まったく辛くありません。切りたての時はピリッと辛みがあったのに、空気に触れることでこんなに味わいが変化するとは。辛さと甘さが時間差で味わえるなんて、「七宝早生7号」、お主なかなかやるのう!


直径15cmの大玉は、ステーキにしてみました。たっぷりのオリーブオイルでニンニクを炒め、分厚く輪切りにしたタマネギを片面ずつ弱火でよく焼き、軽く塩・こしょうします。

タマネギを取り出した後のフライパンに、醤油とバルサミコ酢を入れて熱し、タマネギの上にかけて出来上がり。今、ミニトマトと一緒に育てているバジルを摘み取り、添えてみました。

じっくり火を通したタマネギステーキは、とろとろの食感。ひと口食べると水分がじゅわっと広がっていきます。「淡路のタマネギはずっと食べてきたけど、こんなに甘いのは初めて」と家族も驚きを隠せない様子。

調理する前は、砂糖やハチミツを入れて甘く味付けした方がいいかな、と思っていましたが、入れなくて正解でした。熱を加えると、タマネギそのものの甘さがぐっと引き立つようです。オリーブオイルの変わりに、たっぷりのバターで炒めてもおいしそう!
今度は煮たり、蒸したり、オーブンで焼いたり。いろいろ試して、淡路の旬を堪能してみたいと思います。

「ぜひ食べてみたい!」という方は、今ならまだ間に合いますよ。地元農家さんが手塩にかけて育てた「七宝早生7号」が、EIN SHOPオンラインから注文できます。詳しくは下記のページをご覧くださいね。



【お知らせ】ブログリニューアルに向けて

みなさん、こんにちは!
今年の春からひっそりとこのブログを更新してきた、ライターのミーナです。

「最近、アイン果樹園の様子が全然載ってないやん」と、お気づきの方もいらっしゃることでしょう。
実は、かくかくしかじか大人の事情により、アイン果樹園での畑を長期的に続けることができなくなってしまい、今、別の場所で畑を始めるべく準備を進めております。

それに伴い、このブログもリニューアルすることになりました。
せっかくなのでこれを機に、アイン果樹園の様子をお伝えするだけでなく、もっと広く「農ある暮らし」や「食」にまつわる情報も発信していきたいと考えています。

アイン果樹園の梅、柿、すもも、みかんや、この春植えたジャガイモ、スイカなどは、いつもお世話になっている農家さんのサポートにより、継続して大切に育てていくのでご安心ください!

もうすぐ梅が採れる頃。
今年は昨年よりもたくさん実ってくれました。
6月4日(土)・5日(日)、西宮市の鳴尾浜臨海公園で開催の「アインオープンデパート」では、もしかしたら採れたての梅をみなさんにご提供できるかもしれませんよ。ぜひ遊びに来てくださいね。

ブログのリニューアルは6月初旬を目指しています。
それまでは引き続き、「農ある暮らし」を目指して駆け回るライター、ミーナの活動日記をお楽しみいただけると幸いです。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

2016/05/17

トマトの世界へようこそ

前回ご紹介した三木市の「エクステリア風雅舎」さんは、今年でオープン30周年。これを記念し、「育てる」ことについて今一度学び直す機会を作ろうと、5月13~16日の4日間、「育てる」プロを招いた講演会が開かれました。


私がお伺いしたのは1日目。『菜園で育てるプレミアムトマト 種まきからお皿まで』と題した、トマトについての講演を聞かせていただきました。

ゲストは、北海道樺戸郡月形町で苗の生産直売店「コテージガーデン」を運営する梅木あゆみさん。同店では、60品種以上のトマト苗を生産・販売し、毎年8月末にはなんと150種以上のトマトの試食が楽しめるトマト祭りを開催しているのだそうです。写真をお見せできないのが残念ですが、150種のトマトがずらりと並んだ光景は圧巻でしたよ。

さて、せっかく教わったトマトのお話。ひとり占めするのはもったいないので、こちらに書いてシェアしていきたいと思います。では早速参ります。これを読めば、あなたもトマト博士になれるかも?!

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【トマトの豆知識】 ※講演メモを元に作成しています

★トマトの学名は「オオカミが食べる桃」。イタリアでは「黄金のリンゴ」、フランスでは「愛のリンゴ」、日本では「唐柿」などと呼ばれていた。日本には18世紀頃に伝わったと言われている。

★昼夜の気温差が10度以上になると甘くなる。北海道では9月頃のトマトが一番おいしい。

★トマトの品種は8千~1万種あると言われるが、日本で育てられているのは約300種ほど。

★トマトの生産量は、1位中国、2位アメリカ、3位インド。日本は9位で約60万トン。

★1人あたりの年間消費量1位はエジプト。

★トマトの種には一代交配の「F1」と、自家採種できる「エアルーム」の2種類ある。

★日本で生食用として流通しているのは「ピンク系トマト」。ヨーロッパなど海外で主流の「赤系トマト」は、日本では加工用として使用されている

★「フルーツトマト」とは品種名ではなく、糖度8~14度のトマトのことを指す。ちなみに普通のトマトは4~6度、スイカは11から13度、イチゴは8~10度


【トマトを育てるポイント】

★南米のアンデス山脈高原地帯が原産と言われているトマトは、「太陽の光」と「乾燥」を好む。そのため、畝は高畝にした方がよい。

★苗はしっかりとしたもの、花芽がついたものを選ぶ。

★苗は一度水につけてから植える。

★苗を植える時は、土に対して直角ではなく斜めに倒して深植えすると、根がしっかりとはる。

★窒素が多いと実がつきづらい。肥料のバランスに注意が必要。

★脇芽(主枝と葉の間から新たに出てくる芽)をしっかりとっていく。とった脇芽は土に指しておくと、また育って苗ができる。

★トマトは昼間に蓄えた養分で夜間に成長する。

★植えてからは水やりを控える。朝露がつく頃に葉がシャキッとしていれば、水やりしなくても良い。苗の状態にもよるが、「コテージガーデン」では植え付け時の1度だけしか水をやらないものもある。そのように育てたトマトはとても甘くなる傾向。

★雨にも当てない方がよい。長雨になりそうな場合は、プランター栽培なら傘をさす、屋根の下に置くなど工夫を。

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他にも、トマトをたっぷり使ったベジタリアンカレーの作り方(カレーの試食あり)や、保存用トマトペーストのつくり方など伝授してくださいました。一度作ってみようと思っているので、その時にまた、写真付きでご紹介しますね。

▲左から2番目が梅木さん。参加者全員でじゃんけん大会をし、勝ち残った方に手作りのトマトペーストがプレゼントされました

講演の中では、梅木さんが育てているトマト65品種の紹介もありました。農作業を始めるまで、「桃太郎」や「アイコ」くらいしか知らなかった私…。「『ブランディワイン』は世界中にファンがいて、経験したことのないおいしさですよ~」、「『サンゴールド』は世界一甘い というだけあって、フルーツみたいに甘いんです」と、そんなお話を聞いたら、食べてみたくなっちゃうじゃないですかー!

というわけで、この日早速、風雅舎さんでミニトマトの苗を買って帰ることにしました。

エアルーム品種で梅木さん一押しの「ブラックチェリー」と、F1種の「サンゴールド」。今回はプランターではなく、土の袋に植えてみました。このままじゃあんまりなので、麻袋で外側を包んでみようと計画中。教わった通り、苗を斜めに倒してみましたよ。さあ、無事に育ってくれるでしょうか?

きのうは雨が強くなりそうだったので、こんな風に傘もさしてみました。

トマトの植え付け、まだまだ間に合いそうですよ。迷っているなら今が植え時。「食べてみたい!」と思う苗に出合えたら、梅木さんのアドバイスを参考に、ぜひ育ててみてくださいね。


2016/05/13

エクステリア風雅舎へ

先日のアインオープンデパートメントで、無農薬野菜や花・野菜の苗、苗木の販売を行っていた三木市の「エクステリア風雅舎(ふうがしゃ)」さん。「花の苗を買ってお家で植えたよ」という方も多いかもしれませんね。

今日はこちらでトマトについての講演会があると聞き、早速伺ってきました。

風雅舎さんでは、ガーデンデザイン、造園、植木・草花の生産などに加え、カフェも運営しています。せっかくなのでランチタイムにお邪魔し、カフェで焼き立てのピザをいただくことにしました。

カフェは、オープンテラス、屋内のどちらに座っても、森の中にいるような雰囲気が味わえます。何種類もあるピザの中で選んだのは、「ハーブチキンときのこのPizza」。

ピザは注文後に、店の裏にある石窯で焼いてくれるんですよ。薪を多めに燃やしているので、早ければ約5分ほどで焼きあがるそうです。

カフェの裏には、風雅舎さんが手がけたガーデンが広がっています。

ところどころにベンチが置かれ、どこを撮っても絵になるガーデンは、少し歩くだけでいろんな植物に出合えるよう工夫されています。

昔はサボテンすら満足に育てられなかった私でも、こんな素敵なお庭をみると、ガーデニング欲がむくむくと湧き上がってきました。


風雅舎社長の加地一雅さんは『花の庭を作ってみよう』という本も出版されていて、ガーデニング界でとても著名な方。今日は「加地さんに憧れてこの世界に入りました」いう女性が札幌からわざわざお越しになり、講演会が行われました。

トマトについてみっちり1時間半教わってきましたよ。次回、この講演会の詳細をレポートしたいと思います。お楽しみに~!

2016/05/12

おうちでミニトマト

今日は久々にスキッとした青空が広がり、気持ちが良いですね〜!

以前ご紹介した本『日本の七十二候を楽しむ〜旧暦のある暮らし〜』によると、今日5月12日は「立夏」。「立夏とは、しだいに夏めいてくるころのこと。あおあおとした緑、さわやかな風、気持ちいい五月晴れの季節です」と書いてあります。まさに、その言葉通りさわやかな一日ですね。

さて、きのうのブログに書きました、家でミニトマトを育てる計画。今朝、早速とりかかりましたよ。

今住んでいる家で育てたことがあるのは、ニラ(庭に直植え)、コカブ(ペットボトル栽培)だけだったので、実質今回が初めてのプランター栽培。準備として、まずはホームセンターと種苗屋さんへ行き、次のものを用意してみました。

・培養土
・鉢底に敷く石
・プランター
・トマトの苗2種
・バジルの苗1種


苗は、種苗屋さんでミニトマトの人気品種「アイコ」とバジルを買い、ホームセンターで黄色の実がなるミニトマト「イエローピコ」を購入。
▲左からイエローピコ、アイコ、バジル

「コンパニオンプランツ」って聞いたことありますか? これは、トマトとバジルのように、近くに植えるとお互いの成長に良い影響を与え合う植物のことを言います。トマトはバジル、ニラやネギの近くに植えると、害虫予防になるそうです。トマトとバジルなら、収穫してそのまま料理に使えるので一石二鳥ですよね。

さて、どうなるか?この「おうち菜園」。キュウリ、ナス、ゴーヤなどなど、他にもいろいろ挑戦してみようかと計画中です。

2016/05/11

初収穫とスイカの植え付け

ここ数日降り続いた雨が、やっとあがりましたね。久々にアイン果樹園の畑に行くと、ついにラディッシュが収穫の時を迎えていました。

「ほったらかし農法(今、勝手に命名)」なので葉は虫食いだらけですが、しっかり育ってくれました。

ラディッシュって、本来ころっと丸い形ですよね。ところが、ここには細長いものもチラホラ。ラディッシュ同士の間がきゅっと詰まりすぎて、縦に伸びるしかなかったと思われます。

生育途中に、育ちが良さそうな株以外を「間引き」するのが通例なんですが、今回はそれをしていないのが原因かな?

きれいで大きく、丸い形に育てたければ、しっかり間引きした方が良さそうです。

しかしラディッシュって、どうやって食べたらいいんだっけ? サラダとか、サラダとか、サラダとか…。

先日のアインオープデパートメントで、そら豆や米なす、山わさびの食べ方を尋ねられることが多かったんですが、馴染みのない野菜って食べ方がわからないから、買いづらいですよね。そんなお悩みを解消し、みなさんの食卓がもっとバラエティ豊かになるお手伝いができたらいいなあと、今、思い巡らしています。


さて、今日はいよいよスイカの苗の植え付けです。いつも頼りにしている野菜作りの本に「苗は晴れた日の午前中に植えると良い」と書いてあったので、晴れの日を今か今かと待っていました。

今回種苗屋さんから仕入れたのは、大玉スイカ、小玉スイカ、黒スイカの3種類。苗には「接木(つぎき)」と「未生(みしょう)」の2つある、ということを初めて知ったのですが、今回は未生の苗をゲットしました。2つの違いについては、後日詳しく書きますね。


いつもは「野菜畑ひとりぼっち」でしたが、なんと今日は助っ人が来てくださいました。心強い〜!そして、2人だと作業が速いはやい。

マルチをかぶせて準備していた畝に穴を開け、35株の苗を植え付けていきました。冷えると苗が弱ってしまうそうなんですが、今日は日が落ちてから、急に寒くなってきたような…。ちょっと心配です。元気に大きくなっておくれ〜!

最後に、ほうれん草を間引いておきました。青々してますね。間引いたものを調理して、味見してみよう。

自宅でも、プランターで初めてミニトマトを育ててみようと企んでいます。夏野菜は今が植え時。「今年こそ」と思っていたなら、ぜひ気楽な気持ちで好きな野菜を植えてみてくださいね。

2016/05/01

ご来場ありがとうございました

アインオープンデパートメント3日目。今日は一気に夏が来たような暑さでしたね。

アインショップがセレクトしたおいしいものと出合える「デリシャスアイン」ブースでは、おかげさまで野菜がすべて完売しました。

お客さんとお話ししていると、「これは無農薬ですか?」「どれくらいもちますか?」「どうやって食べるとおいしいですか?」などたくさん質問を受けましたよ。


神戸市西区、北区の農家さんたちも来てくれました。

イチゴがおいしい季節です。


書きたいことはたくさんありますが、今日はひとまずおやすみなさーい!みなさん、ご来場ありがとうございました。