2018/04/05

井戸端会議

若い人には「何、それ?」って感じだと思います。

昔は家一軒一軒に水道はなく、水は集落ごとにある井戸からとっていました。食事の時になると必然皆が井戸の周りに集まってきます。おもに女の人ですが、女の人はコミュニケーションが男性の何倍も好きなので自然に話が始まります。情報が少なかった時代ですから、そこで情報交換したり姑の愚痴を言ったりしたわけです。それを、井戸の端でやるので井戸端会議と呼びました。

井戸がなくなった後人々はどこで集うのでしょうか?それでも、昔の長屋ではもっとコミュニケーションがありました、今に比べて随分と。今はSNSがあるので以前より圧倒的にコミュニケーションはとられていますが、それでも実際に人が会う場というのは減っているように感じます。


どうぞ朝市にきてください。朝市を井戸端会議の場としてください。ほぼ毎週、私は市場に立っていますが、そこでは結構な率で再会があります。

「おおお、久しぶり」と10年ぶりに顔を合わせた同級生、お客さんと出店者さんが幼なじみだったり、いとこだったりというケースにも出会いました。

朝市が人と人のコミュニケーションが生まれる場になればいいなという思いも我々にはあるので、こういうシーンを見ると妙に感慨深いです。今週末ももちろん朝市を開催します。あなたの久しぶりの誰かがいるかもしれません、皆さんのお越しをお待ちしております。(キャプテンみさお)