2016/08/18

淡路島祭り、はじまるよ。

お久しぶりです!ミーナです。みなさん、今年のお盆はどんな風に過ごされましたか?

私は市場取材も兼ねて、韓国・ソウルに行ってきました。ソウルは新潟と同じくらいの緯度なので、兵庫より少し涼しいはずなんですが、今年はものすごく蒸し暑かったです。なんと、109年ぶりの猛暑なんですって。市場レポートはまた後日公開しますね。


暑い暑いとはいえお盆を過ぎると、朝晩は少しだけ涼しくなってきた気がしませんか?夏って意外に短いもんです。でも、切なくなるのはまだ早い。土曜の朝にはアイン朝市が待っていますよー!

今回の朝市は、なんと淡路島から採れたての野菜がやってきます。淡路島に移住して就農した若手農家6人を中心に構成される「フレッシュグループ淡路島」(株式会社フレッシュグループ)のメンバーが、手塩にかけて作っている野菜です。

彼らの野菜は普段、淡路島のみならず、神戸・大阪・東京などのホテルやレストラン、百貨店に出荷されています。


※写真上はフレッシュグループ淡路島提供

水野農園のカラフルなスティックニンジンは、ディップやマヨネーズを付けて召し上がれ。ニンジンの葉もあなどれません。炒めたり、かきあげにして食べるとおいしいんですよー!


さとう農園のスティックパプリカは、赤・黄・緑・オレンジの4色。ミニサイズで種が少ないので丸かじりできます。先日、畑に伺い試食させてもらいましたが、とっても甘い。

これを作っているのは、大分出身、就農4年目の“パプリカ王子”こと佐藤直也さん。「パプリカやピーマンは、蒸すと色がとってもきれいになるんですよ」と教えてくれました。


佐藤さんの農園からは、袋を開けて洗うだけですぐにサラダが作れる「リーフミックス(100g)」も届く予定です。アイン朝市の仕入れをするようになり知りましたが、暑い時期の葉物野菜って作るのが難しいため、質の良いものは品薄。「最近サラダ作ってないなあ」という方、この機会にぜひいかがですか?



「ピーマン嫌いなのに、ピーマンを作り始めた」と笑うのは、稲美町出身、F.W.Aの山下敏彦さん。ピーマンって熟すと赤くなるんですって。パプリカのようにも見えるけど、肉厚が全然違います。



今回は緑のピーマン「さらら」を届けていただく予定です。山下さんのピーマンは味が濃いのが特徴。全体にオリーブオイルを塗ってフライパンでしっかり焼き、だし醤油を少しかけて食べるとすごくジューシーでした。種まで全部食べられて、立派なおかずの一品になったし、「ピーマンってこんなにおいしかったんや~!」と感激。


あとこれ(写真上)、何だかわかりますか?一見、無造作に生えている雑草のように見えますが、これはルッコラによく似た風味の「セルバチカ」。ルッコラと同じくゴマのような香りと、ピリッとした苦味や辛味が特徴です。

イタリア料理、フランス料理ではピザやパスタ、肉料理に使われています。畑で初めて試食し、思わず「もうちょっと食べていいですか?」と言ってしまったほど、見た目からは想像できない魅惑的な味の「セルバチカ」。うーん、なんだかワインとかチーズも一緒に食べたくなっちゃうぞ。試食を用意しますので、ぜひお味見を。お楽しみに!

セルバチカの他にも、バジルなどのハーブを7棟のハウスで生産している森農園の森靖一さん。一歩ハウスに足を踏み入れると、さわやかなバジルの香りに包まれました。

「僕の農園がある一宮町は、約1400年前に香木(こうぼく)が流れついたという伝説があり、線香の町として知られています。だから僕も『香る野菜を作ろう』と思い、ハーブの王様と言われるバジルを中心に栽培し始めました」と森さん。そういえば線香って、約7割が淡路島で作られているんですよね。

淡路島の歴史を踏まえて農業に取り組む森さんですが、実は奈良からの移住組。農園を運営しながらフレッシュグループ淡路島の代表も務める若き農業家です。


※写真上はフレッシュグループ淡路島提供

森さんたちと提携している南あわじ市の「2525(にこにこ)ファーム」からは、大玉のタマネギも届く予定です。あと、赤タマネギもやってきますよー!



取材の帰りに淡路SAから見た明石海峡大橋。淡路島って遮るものがないから、空全体が見渡せてすごく気持ちがいいんですよね。また行きたくなってきたなあ。

今週末は淡路島まで行くかわりに、加古川で島の恵みをたっぷりいただきましょう!朝市にはそのほか、神戸市で採れた梨やいぢじくも登場します。もしかしたら、ぶどうも?ラインナップが次第に秋めいてきましたが、過ぎ行く夏の朝を一緒に楽しみましょうね。

では、土曜の朝に会いましょう!チャオチャオ~