2016/08/29

第7回アイン朝市

先週27日(土)、8月最後のアイン朝市が無事終了しました。いつも来てくださるみなさん、初めてお越しくださったみなさん、お会いできて嬉しかったです!

今回はずいぶん涼しかったですね。日中はまだまだ暑いとはいえ、開店中の7~11時は心地よい風が吹き、とても過ごしやすくなりました。



この日の目玉は、稲美町産の朝採りイチジク。スタッフが朝5時半から収穫したものを販売しました。

やっぱり朝採りは鮮度が違いますね。しかも、完熟のものを収穫しているので、どれも中味が食べ頃でトロトロ。めちゃくちゃ甘い。


朝早く来てくださった方には大サービスで、丸々1個試食を差し上げました。お客さんの中には、イチジク初体験という方もたくさん。

「見た目がちょっと…」と後ずさる小学生の兄弟には「一緒に食べてみない?」と私がかぶりついて見せると、お兄ちゃんがチャレンジ。同じくイチジク初体験の10か月の赤ちゃんは、とても気に入ってくれたようで、4分の1サイズを全部きれいに食べてくれました。

私の経験上、初めて口にする食べ物がおいしいものかどうかって、その後の好き嫌いに影響するのでかなり重要です。今ではイチジク大好きな私ですが、数年前まで実は苦手でした。初めて食べた時のものが、水っぽくておいしいと思えなかったからです。

ところが、ある日完熟の朝採りイチジクを食べる機会があり、濃厚な甘さとトロリとした味わいに感動。その日から大好物になったのでした。

アイン朝市ではできる限り、たくさん試食を用意しています。だからみなさん、食わず嫌いな心はちょっと横に置いておいて、ぜひ旬の味を舌で味わってみてくださいね。


この日はブドウもたくさんご用意しました。加西産のベリーAは、パック1㎏で640円という大特価。あっという間に売り切れました。

「今からブドウを買いに加西まで行くつもりだった」という方や、「さっきブドウ買ってきちゃった!」というお客さんも数組来店。ブドウ、大人気ですね。

「これ好きやねんな~」と真っ先にシャインマスカットを見に来てくれた男性の姿には、思わずにんまり。皮ごと食べられて種がほとんどなく、とっても甘い品種なので、私も大好きなのです。

他で買うと結構高くて1,000円超えてしまうし、味見もできないので買いづらい。だからみなさんと味わってみたくて仕入れました。試食も惜しみなくお出ししましたよ。アイン朝市、太っ腹〜!(自分で言う)


先週に引き続き、淡路島から届いた野菜も販売。フレッシュグループ淡路島の野菜はいかがでしたか?


葉付きのスティックニンジン(3色入り)は「どうやって食べたらいいの?」と思われた方も多かったようですね。当日にレシピを用意できなかったので、ここでちょっとご紹介。私はかきあげにして食べてみました。

茎は固かったので、葉とニンジンを食べやすいサイズに切り、天ぷら粉をつけて揚げ、塩で味付け。

ニンジン3色の彩りが良く、油で揚げるとホクホクして甘みが引き立ち、豪華な1品になりました。葉付きのニンジンを購入する機会があれば、ぜひお試しくださいね。


そういえばこの日、イチジクを買われた男性が「イチジクとブルーチーズを一緒に食べるとおいしい」と教えてくれました。塩気のあるものとイチジクを組み合わせると良いんだそうです。

そこで早速、フレッシュグループ淡路島の森農園のルッコラ(セルバチカ)と、志方産イチジクをオリーブオイル・塩・黒コショウ・バルサミコ酢・ニンニクで和えてサラダにしてみました。

なんだかレストランの前菜のような、おしゃれな一皿ができましたよ。一緒に生ハムも乗せて食べたら、絶対もっとおいしいはず。


さてさて、フルーツづくしの朝市では、堀内果実園のシロップの試飲も行いました。お菓子の試食もたくさん増えたの、気付きました?


いつも旬の果物を仕入れさせていただいている甘果園(神戸市西区)さんは、梨・桃・すももなどで手作りジャムも作っています。

トーストセットを購入の方には、上記3種を含む全8種のジャムを試食がてらパンにつけて味わっていただきました。初の試みでしたが、みなさんに楽しんだもらえたようで良かった〜!高見農園さんのトマトジャムも好評だった様子。


甘果園さんの梨「幸水」は、みずみずしくて甘さも十分でしたね。次回はどんな品種が届くでしょうか?


仲良し「S&N」さんは2回目の出店。マフィンやスコーン、焼き菓子がいっぱい並んでいて目移りしちゃいました。いつも笑顔で元気いっぱいのお二人。


ラ プロヴァンスさんは、回を重ねるごとに品数が増え、選ぶ楽しみも倍増です。私のお気に入りは、かぼちゃの冷製スープ。次回はアップルパイ、食べてみたいなあ。


最近の朝市では、「アインショップが大好き」というお客さんだけでなく、近隣のお客さんの姿も増えてきました。文字通り「老若男女が集う場」になりつつあります。

普段なら言葉を交わさない世代と交流をしたり、普段なら買わないであろう物を手にとって買ってみたり。欲しいものを狙い撃ちして買うインターネットショッピングでは、得られない体験ができる場所になっているんじゃないかな。



今回、初めて新聞社の取材を受けました。「いつか〝農家〟のように、〝林家〟になりたい」と話す記者さん。林業に関心があり、休日には森で木を切ったり薪を割ったりしている…というお話がおもしろすぎて、逆取材したい気持ちにかられました。


アイン朝市始まって以来、初めて市場で撮ってもらった写真。隣のお客さまは、私が高校生の頃、同じ高校で国語を教えていたという山本先生です。当時は面識がなかったけれど、廊下ですれ違っていたかも…(笑)。

みなさんも朝市で、びっくりな再会や出会いがあるかもしれませんね!

この日の夜は、初めての夜市も開催しました。レポートはまた明日お送りしまーす!