22日から4日間、西宮・鳴尾浜臨海公園で開催した第11回アインオープンデパート。先日、無事に終了しました。お越し下さったみなさん、本当にありがとうございました!
わたくしミーナは、加古川から西宮に場所を移しても変わらず、毎朝野菜や果物を仕入れては販売する毎日でした。
連日朝4時起きし、スタッフ数名車に乗り合わせ、加古川から西宮へ。6時半に会場入りして、10時にオープンするまでの間、その日の朝に仕入れた野菜を仕分けしたり値付けしたり、ポップを書いたり試食を準備したり。
アイン朝市もそうですが、オープンするまでのこの時間が一番勝負の時なんです。大げさだけど、これ本当。
朝、初対面したばかりの野菜や果物たちの良さをどうやってお客さんに伝えるか?仕分けしながら観察し、切ったりむいたりして味見して。
商品の数が増えれば増えるほど準備は大変だけど、旬のものとしっかり向き合える、ありがたい時間でもあります。
▲愛媛産の早生みかんを親子で試食中
初めてお会いする方との交流はもちろん、アイン朝市の常連さんにも何組かお会いでき、とても嬉しかったです。
「行きたかったけど行けなかったわ」という方のために、4日間の様子をお届けしまーす!
公園の横にはプールや温泉が楽しめる「リゾ鳴尾浜」という施設もあり、リゾート気分が味わえるんですよ。
私が担当していたのは、入場ゲート入ってすぐの「デリシャスアイン」ブース。来場したお客さんをたくさんの試食でお出迎えしました。
この量、すごいでしょ? 柿2種、梨2種、みかん、ぶどう数種、ミニトマトをみなさんに味わっていただきました。
柿はアイン果樹園で採れたものを。早生のみかんは愛媛から。見た目は青々としていたけれど、とっても甘くて大人気でした。
中華料理でおなじみの空芯菜(くうしんさい)や小松菜、キュウリ、イチジクなどは神戸や西宮の農家さんが育てたものを販売。
果物はここでも「ぶどう祭り」を開催しました。ピオーネ、安芸クイーン、翠峰のほか、岡山だけで作られているというオーロラブラック、そして3000円近くする最高級のシャインマスカットも仕入れてしまいました。
シャインマスカットはあまりにも高すぎるので、全然売れないやろうなと半ば諦めていましたが、なんとお買い上げの方が4人も!
「妻へのお土産にします」、「岡山出身のシャインマスカット好きな彼女に食べさせてあげたい」など、買われた方はみんな男性でしたね。自分のためでなく、女性にプレゼントするために購入するとは、かっこええなあ。
こうしてテントをはり、のんびり過ごすことができる鳴尾浜臨海公園。夕暮れ時には、こんな景色が見られるんですよ。
そんな鳴尾浜の夜をしっとりと楽しんでいただきたくて、24日(土)は20時まで初のナイター営業を開催しました。
そういやこの時、とっても嬉しいことがありました。毎週私が通っている姫路の青果市場でお世話になっているみなさんが、仕事終わりにご家族を連れて遊びに来てくれたんです。
しかもリュックの中に、箱入りシャインマスカットを3箱も詰めて。まさかリュックの中からぶどうが出てくるとは思わず、びっくりしましたが、とても感激しました。
みなさんもどうでしょう?贈り物にシャインマスカット。皮ごと食べられてとても甘く、最高ですよ。もうぶどうの季節は終わりかけなので、来年以降、プレゼントに迷ったらぜひ。
4日目のお昼過ぎ、初めてDJブースでインタビューを受けました。ゆる〜い八百屋トーク、みなさんお聞きいただけたでしょうか?
今回あらためて感じたことは、市場ってきっと、モノを売るだけの場所じゃないということ。モノを介して人と交流する、そういう場所なんだろうなと思います。
だってね、野菜や果物を買うなら、家の近所のスーパーやコンビニでも買えますもん。それなのに、わざわざ海沿いの公園まで足を運び、みなさんなんやかんやと野菜や果物を買って帰ってくれるのです。
もしこれが、私や他のスタッフが店に立っておらず、モノだけポンと置いていたら、同じように売れるかなあ?きっと、そんなに売れないはずです。
「何を買うか」はもちろん大事だけど、お買い物って本当は「どこの誰から買うか」も重要なんでしょうね。
「あの人が仕入れてきたものなら間違いないはずや」と信頼してもらえる、そんな人になれるよう、引き続き精進しまーす!
書きたいことまだまだいっぱいありますが、今日はこの辺で。アインオープンデパートの余韻に浸りながら、眠ることにします。チャオ〜