2016/05/23

淡路島産タマネギのステーキ

今や全国的に有名なタマネギの産地、淡路島。「淡路のタマネギ」と聞くと、どれも同じかと思っていましたが、実は10種類以上も品種があるそうです。

中でも今の時期に収穫する「七宝早生(しっぽうわせ)7号」は、甘さが際立ち、食味が良いことで知られるタマネギ。日持ちがしないため広く流通していませんが、このタマネギのおいしさを知る地元の農家さんたちは、毎年自家用として育てているそうですよ。

そんな希少な「七宝早生7号」を今日ついに味わうことができました。手前のタマネギは直径約15cmほどあったでしょうか。普段スーパーなどでは絶対お目にかかれないビッグサイズ!生産者から直接購入したり、おすそわけしていただくと、普段は見ることのない野菜の形に出合えておもしろいですね。

このタマネギを作ったのは、アインオープンデパートを主催する株式会社ムサシの会長(岡本博晶)。

昨年の秋に種を蒔き、12月に苗を植え付け。先日21日、ついに収穫の時を迎えました。タマネギに添えられていた用紙には、生産過程の様子が写真で紹介されていました。

「スライスした後、水にさらさず、しばらく空気に触れさせてからご賞味下さい」と書いてあったので、まずはその通り試してみることに。薄くスライスし、しばらく冷蔵庫で冷やしてから、だし醤油をかけていただきました。

シャキシャキとしてみずみずしいタマネギスライスは、爽やかな甘さが感じられ、まったく辛くありません。切りたての時はピリッと辛みがあったのに、空気に触れることでこんなに味わいが変化するとは。辛さと甘さが時間差で味わえるなんて、「七宝早生7号」、お主なかなかやるのう!


直径15cmの大玉は、ステーキにしてみました。たっぷりのオリーブオイルでニンニクを炒め、分厚く輪切りにしたタマネギを片面ずつ弱火でよく焼き、軽く塩・こしょうします。

タマネギを取り出した後のフライパンに、醤油とバルサミコ酢を入れて熱し、タマネギの上にかけて出来上がり。今、ミニトマトと一緒に育てているバジルを摘み取り、添えてみました。

じっくり火を通したタマネギステーキは、とろとろの食感。ひと口食べると水分がじゅわっと広がっていきます。「淡路のタマネギはずっと食べてきたけど、こんなに甘いのは初めて」と家族も驚きを隠せない様子。

調理する前は、砂糖やハチミツを入れて甘く味付けした方がいいかな、と思っていましたが、入れなくて正解でした。熱を加えると、タマネギそのものの甘さがぐっと引き立つようです。オリーブオイルの変わりに、たっぷりのバターで炒めてもおいしそう!
今度は煮たり、蒸したり、オーブンで焼いたり。いろいろ試して、淡路の旬を堪能してみたいと思います。

「ぜひ食べてみたい!」という方は、今ならまだ間に合いますよ。地元農家さんが手塩にかけて育てた「七宝早生7号」が、EIN SHOPオンラインから注文できます。詳しくは下記のページをご覧くださいね。