2016/07/01

新ブログ「市場をつくろう」スタート!

 いよいよ7月が始まりましたねー!最近トマトやキュウリ、ズッキーニなど、とれたて野菜をおすそ分けしていただく機会が増えました。ありがたくて胸いっぱい、食べすぎでおなかいっぱいの高瀬美菜です。


 この春から、EINSHOPの農業担当兼ライターとして、密かに「ゼロからのアイン果樹園日記」というブログを更新していましたが、今私たちがやろうとしていることをもっと詳しく伝える場にしていきたく、がらりと方向転換。7月1日から、新ブログをスタートさせました。

 その名も「市場をつくろう」。http://ein-kajyuen.blogspot.jp

 明日から始まる「FOOD MARKET -アイン朝市-」のように、EINSHOPでは今、「生活と人生をいろどる市場」を作ろうとしています。このブログでは、そのチャレンジの過程をお伝えしつつ、生産者の声や、全国各地の市場レポートをお届けしていきたいと思っています。


 ブログの中ではずうずうしくも「農ガール」と名乗っている私。そうなんです。晴れた日は、加古川市内の畑で鍬(くわ)をふるい、作物を作るということに挑戦しています。

 畑で育てているのは、トマト、ナス、ズッキーニ、かぼちゃ、落花生。先日はEINSHOP内の「隠れ農ガール」と共に、サツマイモの苗も植えてきました。ど素人の畑作り、さあどうなる?!少しずつ畑日記も書いていきますので、お楽しみに。


 それにしても、人生とは不思議なものです。去年の今頃は、1年後に加古川で畑を耕すことになるとは思ってもいませんでした。というのも、私はもともと地域情報紙の編集記者。去年の秋まではカメラとペンを片手に、兵庫・大阪を駆け回っていたからです。

 加古川から大阪への通勤は往復4時間かかり、家には寝に帰るだけの毎日。「食の大切さ」を記事に書いておきながら、自分の食生活は乱れがち…。これでいいのか?私の人生。「食べ物なんてお金を出せば買えるやん」という考えのまま年を重ねるのは、なんだかすごくもったいない気がしました。

 編集記者の仕事は楽しい。でも生き方や暮らし方は変えていきたい。そんなある日、知人から月2回の農業塾の話を聞き、1年間、週末に西宮市の甲山にある畑までせっせと通ってみました。

 肥料作りや畝立て、種まきや苗作り、田植えに稲刈り。これまで全く農業に縁がなかった私にとっては、どれも初めてのことだらけ。土の匂いをかぐだけでワクワクし、どんなに疲れていても山に行くと元気が出るのは不思議な体験でした。何より、みんなで育てた野菜や米の味が、今まで食べたどんなものよりもおいしくて。


 身体で幸せを知ってしまうと、欲深くなるのが人の性(さが)。「もっとこんな経験がしてみたい。農ある暮らしがしたい」。抑えきれない思いに突き動かされて選んだのが、「半農半ライター」という生き方でした。

 作物を作り、おいしく食べて、身体で感じたことを自分の言葉で人に伝えていく。私のチャレンジはまだ小さな1歩を踏み出したばかりですが、自然から学んだこと、生産者のみなさんから教えてもらったことなどを1つでも多く記事にすることで、読んでくださる人たちの「生活と人生をいろどる」お手伝いができれば嬉しいです。

 明日オープンする「FOOD MARKET -アイン朝市-」で、みなさんのお越しをお待ちしています!