「晴耕雨読」というように、晴れた日は外で農作業をし、雨の日はお休み…といきたいところですが、今日は急いでやらねばならないことがありました。それはアイン果樹園の野菜畑の植え付け計画を立てること。
どこの畝に何の野菜をどれくらい植えるのか? 早く考えて準備しないと、夏野菜の苗たちが、植え付けを今か今かと待っているー!
例えば、「連作」って聞いたことありますか?同じ畑で同じ野菜を作り続けると、野菜の生育が悪くなることがあり、これを「連作障害」といいます。1度野菜を作ると、土の中の害虫や有害な菌などが増えることが原因といわれています。
一般的には、ナス科、ウリ科、マメ科の野菜同士だと連絡障害が出やすいので、「ナスの後にナス」「ナスの後にピーマン(ナス科)」といった植え方は避けなければいけません。そんな決まりがあるため、まずは植えたい野菜が何科なのか、1つずつ調べていきました。
今年は1年目なのでそこまで神経質にならなくても良いですが、夏野菜の後には秋・冬野菜も控えています。計画的に植え付けしていかないと、あとで畝の管理が面倒なことになっちゃいそうですね…。
図を書いてみて、なんとなく植え付けのイメージがわいてきましたが、次の課題は、どれくらいのスペースにいくつ苗を植えるのか?今、ここで行き詰まっております。明日畑を見ながらもう一度考えよう。
さっき何気なく手にとった種苗会社のパンフレットに、「旧暦カレンダー」が付いていました。今日、4月21日の下には「穀雨(こくう)」の文字が。家にあった本、白井明大著『日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―』で調べてみると、こんな風に書かれていました。
『穀雨とは、たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。この季節の終わりには、夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます』
1年を24等分した二十四節気では、今まさに、作物にとって恵みの雨が降る季節なんですね。明日はどれくらい芽が成長しているかな? 楽しみです!