2016/04/04

涙のイノシシ対策

雨にぬれた月曜日。
アイン果樹園に到着し、お世話になっている農家さんが育てている桃の木の様子を見に行くと、こんな景色が広がっていました。




露をまとった桃の木は、桜より少しおとなっぽい感じ。収穫が待ち遠しいですねえ。


この時はまだ、これから待ち受けていることを想像もしていませんでした。
桃の花にうつつを抜かしていた、朝の私に言ってあげたい。「今日のイノシシ対策をなめるんじゃないよー!」と。


今、みかん畑の一角を耕し、新たに畑を作っています。今週いよいよジャガイモを植え付けるのですが、その前に、畑の周りをぐるっと電柵で囲み、イノシシが入れないようにする。それが今日のお仕事でした。

農家さんに電柵の立て方を教えてもらい、一人で作業スタート。まずは2メートル間隔で、ポールを打つ場所を決めていきました。

場所が決まったら、ハンマーで1本1本、土に固定します。その数、計57本。
途中でポールを持つ左手を打っちゃったり、右の二の腕がプルプルしてきたり、いろいろあったけれど無事終了。

あとはポールの下段と上段に電線を取り付けていくだけだったんですが、これがものすごく大変でした。何がって、電線のほどき方を見事に失敗したんです!焦ってほどこうとすればするほど、想像を絶する絡まり方に…。


諦めて別の電線を下段に取り付けると、問題なく約30分で終了。「やればできるー!次もさくっと終わらせよう」と調子に乗って鼻歌まじり(なぜか曲はglobe)で上段の取り付けを始めたら、また「絡まり地獄」に落ちてしまいました。


でも最初より傷は浅いぞ! そう自分を励ましながら、下段の1.5倍時間をかけて取り付け完了。作業終盤の鼻歌は、なぜか「ブルーライトヨコハマ」でした。


やっと終わってホッとしたのもつかの間。完成した電柵を見渡して、もう1つ今日の過ちに気づいた私。

「入口を2か所作っておいたらいいんじゃない?」とアドバイスを受けていたのに、1つしか入口がないー!なんだかんだでイノシシより先に、私が電柵に泣かされました。

恐ろしく絡めてしまった電線は、大雨で畑作業ができない日に地道にほどきます。トホホ。