2016/04/14

柿だより


4月14日、ポカポカ陽気の木曜日。種まきがひと段落したので、今日はアイン果樹園の柿畑へ。


冬に剪定(せんてい)をした枝の先から、新しい枝が伸び始め、スクスクと成長しています。緑がまぶしーい!


この柿の木、とても色白で、皮がつるっとむけたように見えませんか?


実はこれ、3月末に、お世話になっている農家さんやボランティアさんが木の表面をお掃除してくれたからなんです。

高圧洗浄機で水を吹き付けて木の皮をむいたそうなんですが、これには病害中を防ぐ効果があるのだとか。ちなみに、虫が入り込むと下の写真のようになってしまいます。


枝と枝の間が黒ずんでいますよね。ここに虫が潜んでおり、このまま放っておくと、いつか枝が折れてしまうのだそうです。虫のパワー、恐るべし。


今アイン果樹園には、300本以上、8品種の柿が育っています。今日はレイアウト表を見ながら品種名の札をつけていきましたが、木を見るだけでは品種の違いがわかりませーん! 実がついたらわかるかな?

渋柿と甘柿の見分けもつかぬ私ですが、今日は偶然にも、アイン果樹園の渋柿で作った干し柿をいただく機会に恵まれました。それがこちら。


果樹園の帰りに、野菜作りのスーパーアドバイザーのお宅におじゃましたところ、着くなり「これ食べてみて」といただいたのです。

程よく解凍された冷たい柿にかぶりつくと、お餅のようにやわらかな食感で、中から甘い実がとろーり!丁寧に作られた和菓子のような高級感も漂っていますぞ…。こんな干し柿、食べたことない!

作り方を聞いてみました。

昨年10月末に収穫した後、1つずつ皮をむいて約5秒熱湯につけ、10個ずつ紐を通し、風通しの良いところに干すこと1か月。その後冷凍し、何か月もおやつ代わりにしているそうです。甘柿より渋柿で作る方が、はるかに甘くなるそうですよ。

甘柿だと思って食べたら渋柿だった、という残念な思いを2年に1度は経験してきましたが、干し柿の魅力を知ってしまった今、これまでの渋い思い出は全部忘れ去ることにします。

今年の秋は、とろっとろのおいしい干し柿作りに挑戦するぞー!

【きのうのクイズの答え】
大根の花でした。大根=アブラナ科。確かに、白い菜の花のようにも見えますね。